
◇間取り図との付き合い方
では、「物件慣れ」していくのに、最もイメージをつかみやすい方法は? 例えば、同じ「洋6、K4.5」の1Kだったとしても、まずはよーく広告を見てみましょう。 面積が20m2の物件もあれば、15m2しかない物件もあるのに気づくはずです。そして、この違いは、実は結構な違いなのです。 また、和室の場合いわゆる「団地サイズ」の畳は小さいものです。逆にかなり古い中古物件などですと、昔ながらのゆったりした畳が使用してあり、思いのほかに広く感じる場合が多いようです。 それから部屋の形などにも(特に洋室の場合は)注意が必要。和室だったら、6畳の部屋が台形状になっている、などという事はまず考えられませんが、洋室だったら充分有り得ることです。 部屋の一部分が変形していたって、それは面積で言えば立派に6畳分、あるのですから。 極端な話、「壁が斜めで家具を並べるとデッドスペースができてしまう」などという事態にもなりかねません。 結果、実際に生活するスペースは4.5畳と変わらない、などという笑えないケースも。 こういう差を、まずは間取り図である程度チェックしていきたいものです。 不動産屋さんでコピーしてもらえるのは、借りる部屋の間取り図のみという場合が多いでしょう。 しかし、ここは出来たらその建物全体の図面も手に入れておくべきです。頼んでもらっておきましょう。 特にアパートなどの場合、隣接する部屋との密接の仕方は重要となってきます。騒音・防犯などの重要な問題と関わってくるのです。 ベストなのは居室同士が隣接するのではなく、間に収納スペースなどを互いにはさんであるような間取り。 また水周り等の配置も使い勝手がよさそうか、しっかりチェックしておきましょう。 たとえば情報誌・インターネット等で物件をまずチェックした時点で間取りがついている情報とついてない情報では、随分インパクトが違ってくる筈です。 そして、この間取り図とは、以後部屋を決めるまで、長いお付き合いになるのです。 徹底的に活用していきましょう。 できれば1枚コピー(小さい場合には拡大したもの)をとっておくといいでしょう。 間取り図は白地図のようなものだと思って。そこにある情報は重要ですがまだほんの少し、なのです。そこにあなたが自分の足で、目で、口で、耳で収集した情報を書込んでいくのです。 そして 間取り図を見ながら、当然「ここにタンスを」「ここにベッドを」と配置も考えていくことになります。 その時にオススメしたいのが、自分の家具などのミニチュア版を作るという方法。 勿論大きいものだけでいいのです。 一見面倒くさそうに見えますが、これをやっている人は実は結構多いようです。 簡単なものでいいですから、縮尺を間取り図に合わせて紙などで作っておきましょう。 実際に下見にいった際に計った、部屋の壁の内のりに合わせたものを用意出来れば、もう完璧です。 情報収集の段階から行う必要は勿論無いですが、物件を決めた後の引越しまで大変重宝します。 また家具などは、新婚などで部屋に合わせて買い揃える、というのでもない限り、ある程度既に固定されている筈です。 最初に一度わかりやすい縮尺で作ってしまえば、大変便利。ひと手間かけることで、「横に並べられると思ったタンスとテレビ台、引越し当日に入らなかった!」などという事態が確実に避けられます。お勧めな方法です。
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